バナーデザイン:シム・スソク(hanulu)
身の回りを見てみると、安くて量産される海外製品が多くなりましたが、
日本にはよいものがたくさんあることを、みなさんもご存知ですよね。
いま、震災でへこんでるけど、この国には“ものづくり”のエキスパートが
いっぱいいるのです。
これが好き! おすすめ! と思えるようなMade in Japanを
ひだまりブログのみなさんに聞いてみました。
クラフト、プロダクト&作家もの
■パイロットの多機能ペン
100円ショップでも筆記用具は買えますが、持っていて嬉しいものが欲しくて、5年ほど前に買ったのが、パイロットの多機能ペン「2+1SR」でした。ボールペンの黒と赤、シャープペンシルがついて、値段は3,000円。ものすごく高いわけではありませんが、絶対になくしたくないので大事にしています。
それでも、過去3回壊してしまいました。2度は、うっかり固い床に落として、頭のキャップ(消しゴムが入っている部分)を割ってしまい、1度は、3種類の筆記用具が出る機能がうまく働かなくなってしまいました。でも、その度に、近所の文房具屋さんへ持って行って、修理してもらっています。パイロットの筆記用具を扱っている店であれば、パイロットに修理に出してくれるのです。日数は少しかかりますが、ちゃんと直って手元に戻ってくると愛着が増します。
ちなみに、私が使っているグリーンは、いまは製造されていませんが(文房具屋さんによっては在庫があるところもあります)、それでも、キャップは新しいのに交換してもらえました。メジャーな日本製だからこそ、こうした対応ができるのだと思います。修理代金は内容によると思いますが、数百円でした。
パイロット(株式会社パイロットコーポレーション)は、1918年(大正7年)の創業です。創立者の和田正雄と並木良輔にとって、「事業とはただ単なる営利追及の手段ではなく、世界に通用する質の高い商品をつくり、日本人の心意気を世界に示すこと」だったそうです。
社是(しゃぜ:経営上の方針)には、
・三者鼎立(さんしゃていりつ)
・憂喜和精神(うきわせいしん)
・難関突破(なんかんとっぱ)
・一日一進(いちにちいっしん)
・至誠真剣(しせいしんけん)
という難しいことばが並んでいます。
例えば、三者鼎立(さんしゃていりつ)には、「鼎(かなえ)には3本の足がある。どれかひとつが長く、あるいはどれかひとつが短くても転んでしまう」とあります。鼎(かなえ)というのは、調べてみると、古代中国で使われた3つの脚がついた金属の器だとか。この3つの脚を、「使う者」「売る者」「造る者」に例えて、「商品を造る者は売りひろめる人々の苦労を思いやり、また使う人達の不利不便に思いめぐらし、その上で自分の利益を考えなければならない。また売る人々は造る人達の考案の苦心、製作の努力をよく理解して販売に当たらなければならない」とあります。
こういう“ものづくり”の姿勢が、「企業の社会的責任」などという特別な言葉が問われるようになるずっと以前から、パイロットにはあるんですね。これからも末永く愛用していきたいと思います。(編集部:温野まき)
価格:3,150円(消費税込)*現在製造されている色は、ブラック、ディープレッド、ダークブルーの3色
パイロット製品を扱う文具店ならどこでも購入可能
株式会社パイロットコーポレーション
http://www.pilot.co.jp/
■starnetの箸
箸先がとても細くシェイプされていて、一目見た瞬間に
「この細い箸先でお米とか、豆とか、つまみたい・・・」
という衝動に駆られ、その箸先のスリムさに一目惚れで買っちゃいました。
この黒檀のお箸が私の食卓に加わってから、食べ物も、食べるという行為もさらにいとおしく感じることができたmade in Jaoanの逸品なのでした。(山本沙夜さん)
◎編集部より:雑貨好きの間では有名な栃木県の益子にあるstarnet。その東京店で入手したという繊細なシェイプが美しい箸。
価格:長びょうたん(左)1,260円、鉄木(右)1,050円
*写真の長びょうたんは、黒檀が使われていますが、8月から素材が変わり値上がりする予定です。
ここで買える! starnet東京店
http://starnet-tokyo.blogspot.com/2011/02/starnet.html
starnet
http://www.starnet-bkds.com/
■Hacoaの木製iPhoneケース
基本的に木製のものは好きですが、Hacoa DIRECT STOREで木製の名刺入れを手にフタを開閉してみたときに、フタと本体に「ピタッ」「カシャ」と1ミリの隙間も狂いもなく収まったのを体感し、木から発せられた心地よい音と感覚、その職人技にすっかり心を奪われ、ショップ内にあった木製のiPhoneケースを衝動買いしてしまったのです。感覚の気持ちよさというのはまったく正直なもので、あきっぽい私がこの木製のiPhoneケースには飽きないのです。使うほどにその風合いがなじんでくるというのが木製の特徴なのでしょうね。
一つひとつ木目の表情が異なり、同じ物がひとつもありません。職人技のすごさ実感してます。(山本沙夜さん)
◎ 編集部より:Hacoaは越前漆の木地作りをする山口県の(有)山口工芸の木工ブランドで、国内外のデザイナーとのコラボレーションを積極的に行っています。山本さんがHacoaのiPhoneケースを購入した東京ショップ、Hacoa DIRECT STOREは、このところ面白くなっている東京の東エリアに登場した2k540 AKI-OKA ARTISAN内にあります。2k540は、工房とショップがひとつになった新しいスタイルを提案しています。
価格:6,825円
ここで買える! Hacoa DIRECT STORE
http://www.hacoa.com/directstore/index.html
http://www.hacoa.com/
2k540 AKI-OKA ARTISAN
http://www.jrtk.jp/2k540
■綿引千絵さんの漆細工のアクセサリー
定期的に開催されている高円寺にある三つ豆の企画展で出会った漆細工のアクセサリー。漆のチョーカーは和のテイストとモダンなデザインがこれからの季節にぴったりのよう。(山本沙夜さん)
◎綿引千絵さんは、石川県の輪島で修業されてから埼玉県で制作を始められました。器のほか、奈良時代の「漆皮(しっぴ)=皮革に漆を塗る」という手法を復活させて新しい表現に挑んでいる若手の人気漆作家です。
中野下漆器店
http://watabiki.jp/
ここで買える! ぬりもの屋 japan
http://www.kinet.or.jp/nurimonoya-japan/
■吉田次朗さんの器
吉田さんは多治見でやきものを学び、岐阜県の土や材料を使っています。
ひとつの器の中に凹凸や色合いなど不思議な表情があり、自分の暮しにさり気なく寄り添ってくれるような温もりがあります。(HARQUA)
◎編集部より;吉田次朗さんは、現在は山口県で制作されています。

吉田次朗さん公式サイト
http://www.yoshidajiro.com/
■シルバーアクセサリーの「流線」
5月に渋谷ハンズの7Fにて手作り作家展をやったときに、私の隣で出店されていた作家さんなんですが、すっかり彼の作品に魅了されています。よくあるシルバーアクセは型に流し込んで量産する場合が多いのですが、これは鎚で叩く鍛金というもの。一点、一点、丁寧に技を注ぎ込んだアートです。光沢や質感など、その奥深さがたまりません!(鈴木万由香さん)
◎編集部より:東京は古くから銀器の産地として知られ、歴史は江戸時代に遡ります。そんな銀器メーカーで10年5ヵ月にわたり技術を磨いた渡部隆さんのオリジナルブランドが「流線」です。
ここで買える! 江戸金銀工芸「流線」
http://ryusen.com
■沖倉商店の手ぬぐい
三宅島の沖倉商店オリジナルのナチュラルダイ手ぬぐいです。2006年以降、染め屋さんの協力でさまざまな取り組みを行ってきました。
国土交通省から「外国人が選ぶ日本のお土産」の最終選考まで行きました。米倉涼子さんも購入いただいていたり、先日は映画「ロック〜わんこのしま〜」で来島された佐藤隆太さんも購入してアタマにまいた写真がブログで紹介されると、たちまちその色がSoldOutでした。(沖山雄一さん)
● エコピープルに紹介された記事
http://21eco.net/contents/people/27okiyama.html
● LOHASアワードの最終選考にノミネート
http://www.lohasclub.jp/lda/shownoms.cgi?cid=211
◎編集部より:ユノミネシダや榊の実など、三宅島らしいナチュラルダイも魅力です。江戸時代から使われてきた手ぬぐいは、とっても重宝。すぐに乾くので、ハンカチやバンダナ、タオルの替わりに携帯したいです。
価格:980円〜1,350円 *980円の4種は完売のため7月初旬入荷予定
ここで買える! 沖倉商店
http://okikura.cart.fc2.com/
■南部鉄器「釜定」の洋鍋
10年以上前、盛岡で出会い、それまでの南部鉄器のイメージとのギャップを感じ、手に取り眺め、薄手のデザインに惹かれて購入しました。オーブン料理、煮物などいろいろに使え、今も満足。わたしは旅先の、明治時代から続くという盛岡市紺屋町の本店で買いましたが、現在はいくつかのweb shopで購入可能です。
丸穴に木製の持ち手を通して使うようになっています。わたしはいつも、画像のように、それを通さず使用しています。大中小サイズがあり、画像の鍋は「中」です。(大石淳子さん)
◎編集部より:南部鉄器というと鉄瓶が有名ですが、最近は、モダンなデザインのものも出ています。大石淳子さんからご紹介いただいた洋鍋は、老舗「釜定」の三代目、宮伸穂さんによるデザイン。
価格:9,450円(洋鍋 中 2〜3人用)
ここで買える! designshop
http://www.designshop-jp.com/index.php?action=item_detail&itemId=397
■十三や櫛店の つげぐし
私のお気に入りで、日本製にこだわるのは“つげぐし”です。
以前は、京都で購入したものを使っていましたが、おすすめは上野池之端にある「十三や櫛店」さんです。
使っているのは、髪のボリュームや長さから奥さんが選んでくれた手のひらサイズのものです。15,000円くらいだったと思います。
上野を散歩中に偶然みつけて、何気なく入ってみたお店です。すると職人でもあるご主人がこのツゲの木は国内で採れる希少なものだとかいろいろ説明してくださって、とっても惹かれました。椿油を使ってお手入れしていますが、使い込んだ飴色になっていくにつれて愛着がわいてきます。長く愛用したい一品です。(石丸沙織さん)
◎編集部より:「十三や櫛店」のつげぐしは、鹿児島特産の薩摩ツゲを使用しています。
十三や櫛店
http://www.guidenet.jp/shop/206t/
■FUNFAMの竹製プレート「バランサー」
おひさまスタイルで紹介している竹のプレート「バランサー」もおすすめです。出産お祝いで2度ほど送らせていただき、とても喜ばれました。(石丸沙織さん)
◎ 編集部より:おひさまスタイルショップKARAHEのお取り扱い商品です。竹製の丸いプレートは、初めてのママにとっては献立が組みやすいように、赤ちゃ んにとっては食べやすく、栄養がバランスよく取れるように工夫されています。メーカーは、東京都の下町・千住にあるFUNFAM。老舗の家具職人が熟練の 技を駆使して生み出しました。名前も入れられます。
価格:3,390円
ここで買える! おひさまスタイルショップKARAHE
http://ohisamastyle.jp/karahe/catalogue/brand/valancer/
■ニコカフェの大磯妻
小田原「ニコカフェ」さんが、大磯市(いち)で販売する全裸人形、それが大磯妻。
チクチク手縫いしているので、ひとつずつビミョーに表情が異なり、大磯天狗や常夏妻といった家族も絶賛増殖中。
大磯市では開店即完売の人気です。持ち運ぶための「ツマブクロ」や大磯妻&大磯天狗カップル向けの「Yes Noマクラ」など、お友達の「グノン」さんによる公式グッズも続々登場。西湘ではバッグから大磯妻の足が突き出していても、もはや誰も驚きませんってば。(塩谷卓也さん)
◎ 編集部より:大磯港をメイン会場に地域全体を巻き込んで盛り上がりを見せている大磯市。地場の美味しいものはもちろん大人気ですが、クリエイターの作品に出会えるのも魅力です。なかでも「大磯妻」には、地元の老若男女がぞっこんとのウワサ!?
価格:1,500円
ここで買える! 大磯市(毎月第3日曜に大磯港を中心に開催)
http://www.oisoichi.info/
製作:ニコカフェ(神奈川県小田原市栄町2-15-26)
http://blog.livedoor.jp/nicoshop/
問い合わせ先 mail@e-nico.info
■和包丁
全体で25センチくらいの小さめな和包丁で、刃の部分に「いちおし」と書いてあります。友人が「ぽん」とくれたもので、生協で買ったと言ましたが、ネットの検索ではヒットしません。それまでステンレスの包丁を使っていたのですが、鋼は多少さびるものの切れ味が抜群で、研ぎ甲斐もあり、この小さいサイズも夫でも使いやすく、ほとんどの料理がこれ一本ですみます。鋼製の和包丁は、日本が誇る調理器具だと思います。(山上晶子さん)
◎編集部より:和包丁の産地は11府県あり、大阪府堺市や高知県土佐市、新潟県三条市、福井県越前市などが有名です。ステンレス製はサビないので扱いやすいですが、鋼の和包丁を自分で研げたらかっこいいですね。
■GEOプロダクトの深型両手鍋
パスタもゆでられる大き目の鍋を探していて、ネットで求めました。
見た目のかっこよさはルクルーゼや他の外国製の多層鍋にかないませんがはるかにリーズナブルでしかも軽く、そのうえ保温機能が抜群です。はっきりいって保温力はルクルーゼより上だと思います。当方で作っている土鍋と同じくらいか!?ある意味競合です!使用頻度がダントツの鍋です。(山上晶子さん)
◎編集部より:新潟県燕市にある宮崎製作所が料理評論家の服部幸應さんと共に開発したのがGEOプロダクトです。15年保証で、焦げ付いても磨き直しなどの修理をしてもらえます。
価格:15,750円(サイズ21cm/6.8リットル)
ジオ・プロダクト
http://www.miyazaki-ss.co.jp/products/geo/
■「じんじん窯」の土鍋
黒マット金彩ごはん土鍋は、深めなので熱の対流が起こりやすく、底が厚めに作られているのでゆっくりと熱が加わってゆき、それによってご飯がとても美味しく炊き上がります。この土鍋は、ふたの持ち手が土鈴になっています。ふたを開閉するときにからからとやさしい音がします。
本当は、土鈴など必要なのですが、あえて機能的なものに遊びの部分を加えたくなってしまう、そうやって楽しんでものづくりをしています。
炊き込みごはんはもちろん、シチューやブイヤベースなどの煮込み料理にもお使いいただけます。(山上晶子さん)
◎編集部より:沖縄のやんばるで窯を開いている山上さんご夫妻。ご主人の山上學さんは、やんばるの自然に触発された作品を多くつくっています。土鍋は、特に人が高いです。
価格:8,000円(1合炊き)〜20,000円(5合炊き)
ここで買える! じんじん窯
http://www.ne.jp/asahi/hotaru/ym/
■銀器ティーポット「ティーポットレムリア」
世界でも最高の金属加工技術を誇る、新潟県燕市のメーカーで製造されています。特殊加工によりお手入れしなくても、ピッカピカ!美しい佇まいにいつもうっとりと眺めてしまいます。日本の職人さんの技術は本当に素晴らしく、実はヨーロッパの某有名紅茶店もこちらのメーカーさんにティーポットを製造依頼しているのです。まさに「世界に誇る!」だと思います。(高橋麗奈さん)
◎編集部より:高橋麗奈さんが新潟県燕市の銀器メーカーでオーダーしたオリジナルティーポットです。高橋さんのショップくらしのたのしみで買えるほか、おひさまスタイルショップKARAHEでも取り扱わせていただいています。
価格:23,100円
ここで買える! おひさまショップKARAHE
http://ohisamastyle.jp/karahe/catalogue/brand/lemuria/

























