持続可能で平和な世界に向けてのハンドブック『World Shift』

「どうする? この世界を。」危機をチャンスに変えるために、できることがある。

アーヴィン・ラズロ博士の著書『World shift2012 –Making Green Business, New Politics, and Higher Consciousness Work Together–』の翻訳本が発売されました。

「対立や不調和に満ちた、持続不可能な道」から「人と人の間も、人と自然の間も調和に満ちた、持続可能な道」へとシフトするためのハンドブックです。
ラズロ博士は、ピアニスト、哲学者、物理学者として知られ、1993年には世界賢人会議「ブタペストクラブ」を創設。ミハイル・ゴルバチョフ、ダライ・ラマ、ピーター・ガブリエル等とともに、より良い未来をつくるための価値観や倫理を提案し続けています。

1970年代に発刊され、先進国主導の近代化の道に警鐘を鳴らした『成長の限界』の編集長でもあったラズロ博士は、40年を経て、そのリポートは「楽観的だった」と振り返り、いま、地球が未曾有の危機に直面していることを訴えています。こうしたことから、2009年にロンドンで、「ワールドシフト会議」が開催され、「世界緊急事態における、ワールドシフト2012宣言The State Of Global Emergency The Worldshift 2012 Declaration」が発信されました。
現在の流れは、「後戻りができない地点(Point of no return)」に向かって想定外のスピードで突き進んでおり、その時期は、5年から20年以内にやってくるだろうと警告しまず。しかし、その一方で、「危機をチャンスに変える」ための呼びかけが世界中の人々をつなげていることに希望を見出し、ブレイクスルーへの役割りを一人ひとりが担っていると説きます。

本書を読むと、私たちの日常の行動が、略奪、資源の枯渇、生態系の破壊へ向かう世界の仕組みに組み込まれていることに改めて目を向けることができます。これまで通りのやり方を続けていくことがもはや不可能だとすれば、まずできることは、「意識のシフト」。

この「意識」が世界中に広がっていくことで、危機に立ち向かうために人々は協力し、軍事費は削減されるか撤廃され、化学燃料から再生可能エネルギーに代わり、増益増収だけを目的としてきた企業が社会と環境への責任感を持ち、社会的市場経済が機能することによって自然のバランスが回復し始め、平和で、持続可能で、多様でありながら協力的な文明への道をたどるというシナリオが描かれてます。

本書の出版にあたっては、テレビやラジオの構成作家として活躍する谷崎テトラさん、元キャスターであり、三洋電気の代表取締役会長も務めた野中ともよさん、ブタペストクラブのアンバサダーを務める柴田光廣さんが中心となり、まったく異なる業界の人々が集まって翻訳作業が行われたそうです。「おひさまスタイル」のひだまりブログに参加している鈴木万由香さんもその一人です。
ぜひ、ご一読ください。

World Shift network Japan
http://www.worldshift.jp
The Club of Budapest International Foundation
http://www.clubofbudapest.org/

ライタープロフィールおひさまスタイル編集部

温野まき(編集長)、coboz 、シム スソク、いろかたち、加藤 聡、中島まゆみ(ひだまりブロガー) ほかボランティアメンバー数名

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