和→環→輪→話=ハーモニー。和的な暮らしを楽しみながら、より本質的な「和」とは何かを探ります。衣食住+αが奏でる美しい和音を求めて。
先日「昭和の家事」という記録映画の上映会に行ってきました。
人間国宝だの、職人の技だの、いわゆる男の仕事みたいなのは、いろいろな記録があります。けれど普通の主婦がやっていた手仕事は歴史の目まぐるしい変化の中に埋没してしまう。そのことを危惧した「昭和のくらし博物館」の館長が仲間と一緒に長い時間と惜しみない労力をかけて製作した映像です。
今から20年前、いざ撮影をしようとしたら、その時点ですでに昔ながらの家事ができる人がほとんどいなかったそうです。そこで館長の今泉和子さんは、齢80を越えるお母様にムチを打って(...とご本人はおっしゃってました)、撮影に参加してもらいました。
着物の解き&洗い張り、布団を縫う、ご飯を炊く、お漬け物をつくる、おはぎを作る...そういう、かつては当たり前に家庭の中でみられたもの。それを今に伝える貴重な映像でした。
今は様々なエコ商品もあります。ともすれば、昔ながらの炊事なんかより、今の調理器具を使って楽チンにやった方がかえってCO2も出ないで、よほどエコロジカルでサステナブルなのかもしれません。けれど数字だけでは割り切れない何かが確実にありました。手間をかける意味。その中から学ぶ命のつながり。人間は自然の恵みがあって「生かされている」こと。ものを大切にするというのは、愛すること。
http://www.showanokurashi.com/
ぜひアクセスしてみてください。
第2回上映会が予定されています。昭和のくらし博物館のウェブに詳細が載っています。
ラジオDJ/ナレーター。神奈川県鎌倉市出身。明治生まれの祖父母の元、和装が当たり前の環境で育つ。一方、幼稚園からインターナショナル・スクールに通い、日本の文化に内外から触れる。
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みなさまからいただいたコメント
遼 さん(長野県・男性)2009.10.15
昭和の家事ですか・・・私が物心付いたときは、洗濯機は家にありましたね。昭和40年代半ばだったでしょうか。
でも、汚れの酷いものはまだ、たらいと洗濯板で下洗いをしてから、洗濯機に入れていたと思います。
あと、自分でやったのは風呂焚きです。
薪をくべて火を付ける・・・汗をかいてやりましたが、でも、やはり楽しさも、沸いたときの達成感もあったと記憶しています。
祖母は今時期になると、切れ端とボロ綿を集めて「はんてん」や「ちゃんちゃんこ」を縫ってくれました。
餃子やコロッケも、昔は自宅のキッチンで生まれていましたが、今は本当にやらなくなりましたね。
久しぶりに家族でコロッケ作りとか餃子作りをやってみようかな。
温野 さん(神奈川県・女性)2009.10.15
実は、私も最近、家事のことをよく考えています。
母や祖母の時代は当たり前だった家事のあれこれが、改めて考えてみるとほとんど絶滅していますよね。
いくら便利になっても、これだけは伝えておきたいな〜という家事があるような気がします。
映画、見に行きます。
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